Resin Works/レジン作品

ステムが命!失敗しない自作キーキャップの作り方、最初の一歩は“土台”から|Start Strong: Why the Stem is Everything in Custom Keycap Making

はじめに

レジン作品作りは、UV(LED)ライトで硬化させる一発勝負のわくわく×ドキドキ作業!
そんなレジンで、私が今ハマっているのがメカニカルキーボードのキーキャップ作りです!

ガジェットには全然詳しくない私。
正直、メカニカルキーボードの存在すら知らなかったし、PCゲームは未知の世界www
そんな私がガジェットオタクな先輩の勧めから、キーボードを買おうと調べていた時に、
「キーキャップって自作できるらしい?」という情報を発見!!

これなら私にも作れそうじゃない!?と思ってやってみたら…
まさかの、めっちゃかわいい作品が次々完成しちゃったんです!!

「案外簡単かも?」って思えた私流のキーキャップ作りを紹介するよ!!

※今回製作するのは、ホットスワップ対応のメカニカルキーボード用キーキャップです!
いわゆる一般的な(取り外しできない)キーボードには対応していませんので、ご注意ください!

使用した材料

  • キーキャップ用モールド(Amazon、楽天等で購入可能or自作)
  • レジン液
  • レジン用トップコート
  • 封入用パーツ(今回はダイソーで買った海っぽいネイル用パーツ&ネイルの回で使用したホログラム)
  • レジン液着色剤
レジンキーキャップ用材料
レジンキーキャップ用材料

使用した道具

  • UVorLEDライト(硬化時間が異なるので、要確認)
  • やすり(目の粗さが異なるものを2種類)
  • ニッパー
  • ピンセット、つまようじ、竹串など
  • キースイッチ(形状確認用)
  • 手袋(レジンで手荒れをする場合があります、要注意)
  • ウェットティッシュ(レジンがついた箇所など、すぐに拭きましょう!)

製作手順

Step 1: ステム部分の作成

スイッチ内部 ステムのシリコン
真ん中の+部分がステムと言って、キースイッチに嵌る部分だよ!ここを丁寧に作るのがコツ!
ステム部分へのレジン充填
この形状は中心だけキースイッチが嵌るので、そこにレジンを流し込む!先端を穴に添わせると気泡が入りにくいよ!
レジン充填後
ちょっとぷっくりするくらい盛ると、ステム部分が欠けたりするのを防げるよ!
ステム部分はとっても重要!

とっても素敵なキーキャップが作れても、ステム部分が欠けたり、凹部分がしっかり出来ていないと、キースイッチが嵌らなったり、すぐに抜けてしまいます。
装飾や色等はつけない為、内部が未硬化になる可能性は低いですが、通常硬化時間より長めにライトを当てておくと安心です!
そういった理由で私は最初に作ります!

Step 2: レジン流し込み(1層目)

キーキャップの深さを確認
キーキャップの深さを確認!
一層目は表面になる部分、四隅まで必ずレジンが流れるようにしてね!
深さは1~1.2mm程度!
一層目は表面になる部分、四隅まで必ずレジンが流れるようにしてね!
深さは1~1.2mm程度!
封入パーツを配置!この時に軽いものは動いてしまうので、爪楊枝などで最初の層のレジンに埋め込むようにする!
そして、硬化!
封入パーツを配置!この時に軽いものは動いてしまうので、爪楊枝などで最初の層のレジンに埋め込むようにする!
そして、硬化!
1層目のポイント

キーキャップの表面になる一番大切な部分!!
レジンは商品によって粘度が異なるけど、ゆっくりいれる!
淵へ流れていかない時(モールドがレジンを弾く等)は爪楊枝等で強制的にレジンが流れるよにする!

レジンが多すぎるとパーツも流れてしまうので、量に注意!!

Step 3: レジン流し込み(2層目)装飾&着色♡

2層目のレジンを流し込み!キーキャップの深さ7分目位!その中に大好きなオーロラフレーク!!
2層目のレジンを流し込み!キーキャップの深さ7分目位!その中に大好きなオーロラフレーク!!
着色剤は少量!入れすぎると埋込みしたものが目立ちにくくなるので、色味を変えたい時はアルミホイルなどに出したものを、爪楊枝などで足すのがオススメ!
着色剤は少量!入れすぎると埋込みしたものが目立ちにくくなるので、色味を変えたい時はアルミホイルなどに出したものを、爪楊枝などで足すのがオススメ!
適当にまぜる!
適当にまぜる!

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程よく混ざったら、色の具合を確認ざっくりりと混ざるだけでも、それが味になる!
程よく混ざったら、色の具合を確認ざっくりりと混ざるだけでも、それが味になる!
2層目のポイント

ここで大まかなヴィジュアルが完成しちゃいます!
ただステム部分を取り付けるので、パーツ位置等は、こだわり過ぎてもズレてしまうので、適当に!どうしてもこの場所に!っていうこだわりがあるものは、レジンをたくさん注ぐ前に仮硬化すると位置を固定できるよ!
※その時にステムの位置に干渉しないようにしてね!!

ステムが取り付けできないと、即終了です👻

Step 4: ステム部品の固定と最終層

ステムが中心に来るように、そっと置く!置いた時にレジンが足りないと思ったら、隙間からレジンを追加してね!
ステムが中心に来るように、そっと置く!置いた時にレジンが足りないと思ったら、隙間からレジンを追加してね!
角度、重力を気にしながら、まんべんなくレジンが行き渡るようにチェック!
角度、重力を気にしながら、まんべんなくレジンが行き渡るようにチェック!
今回入れすぎて、ドボドボになってしまったよww😂
今回入れすぎて、ドボドボになってしまったよww😂
硬化!!!表面が終わったら、裏からも!!全方向硬化しよう!!
硬化!!!表面が終わったら、裏からも!!全方向硬化しよう!!
硬化前の重要ポイント

今回久々に作ったから、レジンのボリュームわからず、ドボドボになってしまったけどw足りないよりは多い方がいいです!!
キースイッチがハマるので、必然的に側面のレジンは薄くなります。
そこでレジンが不足していると、ペラペラだったり、ちゃんとした形になりません😂

色が濃い場合(透明色じゃない等)は、特に未硬化に要注意です!!
表面が固まってからも、必ず裏返して硬化、モールドの厚みにもよりますが、私は3分以上ライトにあてています!とにかく、全方向硬化しましょう!

Step 5: 型外しからの、形状チェック!

見えちゃいました!かわいい!!
見えちゃいました!かわいい!!
ステム部分!ちぎれないか心配w硬化してれば、大丈夫!
ステム部分!ちぎれないか心配w硬化してれば、大丈夫!
形状チェック!今回は気泡があったみたいだけど、十部分は問題なく完成!
形状チェック!今回は気泡があったみたいだけど、十部分は問題なく完成!
実際のキースイッチをはめて、チェックしよう!!
実際のキースイッチをはめて、チェックしよう!!
押した時にキースイッチがしっかりハマっていることも確認必須!
押した時にキースイッチがしっかりハマっていることも確認必須!
一番のドキドキ・ワクワクのポイント

モールドから硬化しかキーキャップを外す、緊張からの感動!!
そして、その後にキースイッチが嵌るか否か!!www
嵌った場合でも、ステムの位置が曲がっていたりすると、他のキーに当たってしまって、他のキーに当たって嵌められない事もあるので、要チェック!

もし、、、キースイッチがハマらない場合は、もう一度はじめから、挑戦しよう!!

Step 6: トリミング&トップコート!完成へ!

ドボドボが幸いして、硬度高めの余白レジンはニッパーでカット(100均の工具コーナーにあります!)
ドボドボが幸いして、硬度高めの余白レジンはニッパーでカット(100均の工具コーナーにあります!)
一層目は表面になる部分、四隅まで必ずレジンが流れるようにしてね! 深さは1~1.2mm程度!
一層目は表面になる部分、四隅まで必ずレジンが流れるようにしてね! 深さは1~1.2mm程度!
粗さの異なるヤスリで整えるよ!
粗さの異なるヤスリで整えるよ!
トップコートを塗ったら、完成です!!
私は側面から塗って、最後に上部で仕上げます!
トップコートは5面ともしっかりと!

モールド(型)作成しているので、表面になる部分はつるっとしていると思うので、基盤側になる所は、一生懸命削ったりしなくても大丈夫!
もし凹凸がでてしまっている場合は、トップコートを塗っても目立つので、細かめのやすりで表面を整えると良いです!

トップコートは側面、表面は塗りますが、裏の部分は不要です!
トップコートによる厚みでキースイッチが嵌らくなる可能性あります、、気になる場合は✙の部分以外に塗るといいです!
私は塗らないっす!w

完成!

テッテレー!!最高にかわいいと思いませんか??w
光らせると、尚良い!唯一無二のオリジナルキーキャップ!
ちょっとの失敗もハンドメイドの味です!
いや~ほんとに~こんな素敵なバックスペースみたことない!

完成形キーキャップ
完成キーキャップをキーボードに設置
キーボード装着済画像

まとめ

今回は、私の自作キーキャップ制作の工程をご紹介しましたが、いかがでしたか?
いつも手探りで、発見と失敗の繰り返しですが…それもまた、キーキャップ作りの醍醐味!

ひとつ新しいパーツを加えるたびに、
自分のキーボードがどんどんキラキラしていって、テンションは爆上がり✨

これからも、そんな制作の過程をどんどんシェアしていきたいと思います!
ぜひまた、のぞきにきてくださいね♪

Summary (EN)

In this post, I shared the process of making my custom keycaps!
It’s always a journey of trial and error—but that’s exactly what makes it so fun. ✨

Every new sparkle I add to my keyboard brings me so much joy and excitement!
I’ll continue to post more behind-the-scenes looks at my creative process, so stay tuned!


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